介護の法律入門
高齢者を守る! 頼れる介護福祉士になる!
法律というと、どうしても「厄介なもの」という印象がある。しかし、この本は私たちの生活にひきつけ、介護職という対人援助職から見た臨床を具体的に描いている。多くの例を挙げながら、それらを通じた介護職の法的な「頑張り方」を考えている。法律を知り、法律を武器にする。
つまり「ファイト介護職!」なのである。
弁護士がいない町にも高齢者はいる。そして、介護職もいるのだ。
目次
- 介護職による法的解決―実際にあった話
- 第一章 相談されやすい介護職
- 「ヘルパーさん、軟膏を塗っておくれよ」
- 「あの施設で死んだのよ」
- 「ジジイなんだから金を出せ」
- 「あなたに財産をあげたい」
- 「遺言の代筆をしてほしい」
- 目撃しやすい介護職
- 「家族から虐待を」
- 「友人から借金の相談を受けている」
- 「マンション付近が路上駐車で訪問にいけない」
- 「買い物し放題なんだって」
- 立ち入りがたい介護職
- 「ペットを預かってほしい」
- 「福祉移民と言うけれど」
- 「夫を非難してほしい」
- 「葬儀の準備」
- 第一章 相談されやすい介護職
- 介護とローヤリング
- 介護技法としての法的対応
- 介護実務としての法的対応
- 介護現場でのローヤリング
- リーガルアプローチの可能性―展望と挑戦
- 巻末資料
- 付録 法諺の世界