考え方がよくわかる設計実務(6) プレストレストコンクリート構造物の設計
定価 | ¥3,960(税込) |
ページ数 | 208 |
サイズ | A5 上製 |
著者 | 大成建設株式会社土木本部土木設計部 |
発売 | インデックス出版 |
ISBN | 978-4-901092-59-3 |
(在庫切れ)
内容
プレストレストコンクリートを用いると、ひび割れが発生しにくく、スレンダーで見た目でも美しい構造物を構築することができる。本書は、今日めざましく発展した、土木分野では欠かすことのできない、このプレストレストコンクリートの技術をわかりやすく解説する。
目次
第1章 プレストレストコンクリート構造の概要
- プレストレストコンクリートの原理
- プレストレストコンクリートの歴史
- プレストレストコンクリートの特徴
暮2章 プレストレストコンクリート技術の適用
- 適用例
- 橋梁への適用
- プレストレストコンクリート橋の分類
- 橋梁の実施例
事3章 構成する材料
- コンクリート
- 鉄筋
- PC鋼材
- PC鋼より線
- アンボンドPC鋼材(鋼より線)
- プレグラウトPC鋼材(鋼より線)
- PC鋼棒
- 定着具およびシース
- 定着具
- シース
- グラウト
第4章 設計一般
- プレストレストコンクリートの原理
- プレストレストコンクリートの概念
- プレストレスによる不静定力
- 必要プレストレス量を決定する際の注意点
- プレストレスの量による分類
- プレストレスの方法による分類
- 内ケーブルと外ケーブル構造
- PC構造物の設計の基本
- 設計照査手法の基本事項
- 設計全体の流れ
- 設計荷重について
- 設計に考慮するべき荷重
- プレストレスカについて
- 各材料の諸定数について
- コンクリート
- PC鋼材
- 許容応力度
- コンクリートの許容応力度
- PC鋼材の許容応力度
- 構造解析について
- 曲げおよび軸力に対する検討
- 設計荷重作用時の検討
- 終局荷重作用時の検討
- せん断に対する照査
- 設計荷重作用時の照査
- 終局荷重作用時の照査
- 鉄筋配置について
- 一般構造細目
- 概要
- PC鋼材の配置
- PC鋼材の定着
第5章 設計例
- 概要
- 設計条件
- 一般条件
- 荷重条件
- 使用材料および許容値
- 適用示方書
- 施工手順
- 主桁の設計フロー
- 骨組み解析モデル
- 断面諸定数の算定
- 断面力の算定
- 自重による断面力の算定
- 橋面工による断面力の算定
- 活荷重(L荷重)による断面力の算定
- PC鋼材の配置およびプレストレスカによる断面力の算定
- クリープ・乾燥収縮による断面力の算定
- 温度変化による断面力の算定
- 架設機荷重について
- 設計荷重作用時の断面力の算定
- 曲げに対する検討
- 設計荷重時の照査
- 曲げ破壊安全度の照査(終局荷重作用時
- せん断に対する検討
- 概要
- 設計荷重作用時の検討(平均せん断応力度および斜引張応力度)
- ウェブコンクリートの圧壊に対する検討(終局荷重作用時の検討)
- 斜引張破壊に対する検討(終局荷重作用時の検討)
第6章 施工一般
- PC橋の施工
- 場所打ち工法
- プレキャストセグメント工法
- 架設工法の選定
- 緊張工
- 緊張作業
- グラウト
- グラウトの目的
- グラウトの品質
- グラウトの充てん
- グラウトにおける設計面での注意点
第7章 設計に影響する施工上の課題と架設設計
- 設計に影響する施工上の課題
- 張出し施工の中央閉合について
- 張出し施工の側径間閉合について
- 支保工上で2度に分けて箱桁を打設する場合の留意点
- 斜角を有する橋梁について
- 柱頭部の仮固定について
- 多径聞達続橋の閉合について
- 緊張管理計算
- はじめに
- 片引き標準ケース(セットロスの及ぶ範囲外に基準点を設定する場合の緊張管理方法と管理図作成手順
- 上越し計算
- 上越し計算とは
- 計画高さ設定時期について
- 上越し計算に考慮すべき項目
- 上越し計算で間違えやすいモデル化
- 上越し計算結果のまとめ
- 上越し計算に影響を与える施工上の留意点
第8章 耐久性
- 基本的な考え方
- PC構造物特有の材料に対する基本的な考え方
- 設計上の基本的な考え方
- 施工上の基本的な考え方
- 耐久性を向上させる方法
- 材料
- 付属物などへの配慮
- 段階での配慮