二次元CAD 初歩の初歩
定価 | ¥550(税込) |
ページ数 | 72 |
サイズ | A5 |
著者 | 岩永 義政 |
発売 | インデックス出版 |
ISBN | 978-4-901092-93-7 |
(在庫切れ)
まえがき より
二次元CADはすでに完成された技術で、手軽な設計ツールとして普及しています。そして、設計者の意図を表現し、伝える手段として重要な役割を果たしています。
正確に素早く製図するためには、CADの知識だけでなく製図の知識が必要です。本書では(Part1)で二次元CADの概要、(Part2)で二次元CAD製図の基本を扱っています。また(Part3)で簡単な図形の作図手順を説明します。ここでの例題は簡単なものですが、作図方法のヒントになります。どのコマンドを使ってどのような手順で作図すれば、正確でより早く作図できるのか、作図方法は一通りではなく様々な方法があります。これらはいろいろなコマンドを試行し、それらを把握して、CADユーザー自身が習得することです。本書がその一助になれば幸いです。
なお、オーソドックスな操作方法で、初心者でも使いやすいことで定評のあるit'sCADを使って解説します。it'sCADはただ単に効率よく作業を進めるだけでなく、CAD製図を行うときの思考の流れを重視したオペレーションになっています。また、it'sCADはベーシックでシンプルなCADですが、専門分野についてはフリーの専門コマンドを装備することで対応しています。
目次
Part 1 二次元CADの初歩
- CAD の画面構成と機能
- CAD の基本機能とコマンド
- マウスの基本的な使い方
- キーボードの基本的な使い方
- レイヤーの基本と設定の仕方
- 座標系・スケール(尺度)の基本
- 作図作業の基本と表示機能
- 編集作業の基本と要素選択
- 要素や環境をまとめる
- ファイル管理と印刷
- 設定の仕方
Part 2 CAD製図の初歩
- 図面の様式と構成
- スケール(尺度)と単位および文字
- 製図に用いる線の種類と太さ
- 投影法の種類と選び方
- 補助的な投影図の示し方
- 断面図の種類と表し方
- 図形の省略の仕方
- 寸法記入法の基本
- 寸法補助記号による寸法記入
- 寸法配置と寸法編集
- スケールの混在と歪スケール
Part 3 CAD作図の初歩
- V ブロックの作図をはじめる前に
- 正面図の外形線と中心線を書く
- V 字部および溝部を書き、複写コマンドを使う
- 平面図を書き、要素情報編集コマンドを使う
- 寸法と記号を記入する
- 保存、印刷、終了する