Excel土木講座 エクセル擁壁の設計 (2)限界状態設計法
定価 | ¥4,180(税込) |
ページ数 | 168 |
サイズ | B5 |
著者 | 田中 修三(工学博士)【監修】 石井 充 八田 哲郎 IT土木技術研究会 |
発売 | 山海堂 |
ISBN | 4-381-01242-9 |
ISBN (電子書籍) | 978-4-910058-52-8 |
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はじめに より抜粋
本書はEXCEL土木講座 許容応力度による「エクセル擁壁の設計」の続編として,比較的施工例の多い逆T形鉄筋コンクリート擁壁について限界状態設計法による設計例を取り扱うこととしました.
鉄筋コンクリートの設計は許容応力度設計法,終局強度設計法そして限界状態設計法へと移行発展してきました.(社)土木学会「2002年制定 コンクリート標準示方書[構造性能照査編]」においても従来の許容応力度設計法を改め限界状態設計法が採用されました(許容応力度設計法は付属資料として「構造性能照査編」に収録されています).今後はこの限界状態設計法が設計の手法の主流となります.
なお,本設計例は(社)土木学会「2002年制定 コンクリート標準示方書[構造性能照査編]」,(社)全日本建設技術協会「土木構造物設計ガイドライン」および(社)日本道路協会「道路土工擁壁・カルバート・仮設構造物工指針」に準拠して作成しました.
さらに,付録としてイッツスーパーキャド3(it's超CAD3)により,同CADの配筋コマンドを使って配筋図の作成例を示しました.同CADの試用版もインターネットよりダウンロードすることができます.
目次
- 限界状態設計法基本事項
- 各種設計基準強度
- 設計荷重
- 荷重係数
- 安全係数
- 構造物の安全性照査
- 材料の単位重量
- 一般使用の鉄筋コンクリート用棒鋼の機械的性質
- コンクリートの基本的な性質
- 限界状態設計法
- 曲げモーメントを受ける部材
- せん断力を受ける部材
- 使用限界状態の検討
- 記号の表示
- 限界状態設計法による逆T型擁壁の設計計算例
- 設計条件
- 構造形式および形状寸法
- 裏込め土の土質定数
- 支持地盤の土質定数
- 上載荷重
- 設計震度(慣性力)
- 土圧計算法
- 設計耐用期間
- 環境条件
- 設計準拠基準
- 荷重条件
- 永久荷重
- 変動荷重
- 偶発荷重
- 荷重の組合せ
- 使用材料
- 限界状態
- 安全係数および修正係数
- 一般構造細目
- 安定計算
- 荷重計算
- 荷重の組合せ
- 荷重の組合せ
- 一般荷重
- 荷重公称値の集計
- 剛体安定の終局限界状態
- 鉛直支持に対する検討
- 剛体安定の使用限界状態
- 躯体各部の設計
- たて壁の設計断面力
- 断面破壊の終局限界状態
- たて壁ひび割れの使用限界状態の検討
- 底版の設計
- 荷重および地盤反力の計算
- 底版の断面破壊の終局限界状態
- 設計断面力の計算
- 設計断面力
- 曲げモーメントに対する安全性の検討
- せん断に対する安全性の検討
- せん断に対する安全性の検討
- 曲げモーメントに対する安全性の検討
- 底版のせん断力に対する安全性の検討
- 底版のひび割れの使用限界状態
- 設計条件
- 設計図面の作成
- 鉄筋加工形状
- 引張鉄筋の定着長
- 鉄筋の加工寸法
- たて壁鉄筋の加工寸法
- 底版鉄筋の加工寸法
- 配力鉄筋(縦方向鉄筋)
- it's超CAD3による配筋図の作成