2次元CAD入門と活用
  | 定価 | ¥1,100(税込) | 
| ページ数 | 124 | 
| サイズ | A5 | 
| 著者 | 岩永 義政 | 
| 発売 | インデックス出版 | 
| ISBN | 978-4-910058-66-5 | 
| ISBN (電子書籍) | 978-4-910058-67-2 | 
(電子書籍)献本を申し込む試し読み
まえがき より
2次元CADはすでに完成された技術で、手軽な設計ツールとして普及しています。そして、設計者の意図を表現し、伝える手段として重要な役割を果たしています。
正確に素早く製図するためには、CADの知識だけでなく製図の知識が必要です。本書では〈Part 1〉で2 次元CADの概要、〈Part 2〉で2次元CAD製図の基本を扱っています。また〈Part 3〉で簡単な図形の作図手順を説明します。ここでの例題は簡単なものですが、作図方法のヒントになります。どのコマンドを使ってどのような手順で作図すれば、正確でより早く作図できるのか、作図方法は一通りではなく様々な方法があります。これらはいろいろなコマンドを試行し、それらを把握して、CADユーザー自身が習得することです。本書がその一助になれば幸いです。
なお、オーソドックスな操作方法で、初心者でも使いやすいことで定評のあるitʼs CADを使って解説します。itʼs CADはただ単に効率よく作業を進めるだけでなく、CAD製図を行うときの思考の流れを重視したオペレーションになっています。また、itʼs CADはベーシックでシンプルなCADですが、専門分野についてはフリーの専門コマンドを装備することで対応しています。
目次
Part 1 2次元CADの初歩
- CAD の画面構成と機能
 - CAD の基本機能とコマンド
 - マウスの基本的な使い方
 - キーボードの基本的な使い方
 - レイヤーの基本と設定の仕方
 - 座標系・スケール(尺度)の基本
 - 作図作業の基本
 - 表示機能
 - 編集作業の基本
 - 要素選択
 - 要素や環境をまとめる
 - ファイル管理
 - 印刷
 - 設定の仕方
 
Part 2 CAD製図の初歩
- 図面の様式と構成
 - スケール(尺度)
 - 単位および文字
 - 製図に用いる線の種類と太さ
 - 投影法の種類と選び方
 - 補助的な投影図の示し方
 - 断面図の種類と表し方
 - 図形の省略の仕方
 - 寸法記入法の基本
 - 寸法補助記号による寸法記入
 - 寸法配置と寸法編集
 
Part 3 CAD作図の初歩
- V ブロックの作図をはじめる前に
 - 正面図の外形線と中心線を書く
 - V 字部および溝部を書き、複写コマンドを使う
 - 平面図を書き、要素情報編集コマンドを使う
 - 寸法と記号を記入する
 - 保存、印刷、終了する
 

